ビジネス理論

ネガティブなニュースがなくならない理由【ニュースの害悪】

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ネガティブなニュースは人に悪影響を与える

前回、少しウェルテル効果の話をしました。

自殺報道をすると自殺者数が増える現象をウェルテル効果と呼び、統計で実証されています。

実は自殺だけでなく、他のネガティブ報道でも人間は引っ張られ悪影響を受けてしまうことが分かっています。

ネガティブなニュースを報道をするとネガティブなことが起きやすくなると。

記憶に新しいところだと、同時多発テロや東日本大震災、イスラム国のテロリストのニュースなどがあります。

ネガティブな事件のニュースがストレスをばら撒く

ネガティブな事件のニュースがストレスをばら撒くということが分かっています。というか分かり切ってますよね。

極端に言うと飛び降り自殺をした人がグシャッと潰れる報道を見たらストレス感じますよね。

ストレスの度合いが強いか弱いかであって、ネガティブなニュースを見ると結局ストレスを感じます

つまり「学校教員が生徒を殴って怪我させました」というニュースだけでも大なり小なりストレスをばら撒いているわけです。

2001.9.11アメリカ同時多発テロ事件

被害を受けてないはずの米国市民の約20%がPTSDやうつ病になったという調査があります。

2011.3.11東日本大震災

繰り返す余震と繰り返す津波ニュースの報道により、PTSDやうつ病を発症した人が多くいます。

2015.1 イスラム国日本人捕虜殺害

後藤健二さんが拘束され殺害されました。数十人の日本人がイスラム国に心酔しシリアへ。

繰り返しネガティブなニュースを報道し続けるメディア

繰り返し繰り返しネガティブなニュースを報道し続けるメディア。

もちろん上記のようなネガティブなニュースも、最新ニュースとして1度や2度報道するなら分かります。しかし無駄にストレスをバラまくようなことはやめて欲しいものです。

まぁ言ってしまえば、そんな害悪でしかないネガティブなニュースを見る人も、そのニュースを見て悪影響を受けるのも、悪影響を受けて周りに不快をばら撒くのも全て、ニュースを見てしまう人たちが多いことが問題なわけですけれど。

ネガティブなニュースを見続ける人がいる、そういう人が多いことこそ、ネガティブなニュースを報道し続ける理由なんです。

本題に入っていきましょう。

ネガティブなニュースを報道し続ける理由

散々述べてきたように、ネガティブなニュースはネガティブな事象を呼びます。

スピリチュアル風に言うと「引き寄せの法則」ですかね(笑)

不安なことが潜在意識にあるとその不安に引き寄せられる的な。

とか考えると、スピリチュアルの世界も理論的ではないかもしれませんが、やってること自体はあながち間違ってないのかも知れません。

ネガティブはネガティブを呼ぶのは分かり切っています。ネガティブなニュースは人々を不幸にするのはメディアも分かってるはず。なのになぜ、ネガティブなニュースを報道し続けるのか。

ネガティブなニュースを報道し続ける理由は、ただ一つ。

ネガティブなニュースは人の目にとまりやすいからです。

安心や安全に目がない人間

人間の興味のアンテナは常に安心や安全にフォーカスしてしまいます

そのため、安心を脅かし不安を煽るようなネガティブワードには目が行ってしまいます。

例えば、

  • 絶対NG!これやったらハゲる
  • ガンになったら家族を養えますか?
  • 野菜ジュース飲むと病気リスクが2倍に

こんな感じです。ついつい気になるネガティブワード。

そもそも不安に目を向け解消していくことで安心や安全を確保し、先祖代々生き延びてきたのが人間だそうな。

ということはネガティブワードに反応するのは遺伝子レベルで刻み込まれているのか…くわばら。

ネガティブなニュースは視聴率が取れる

はい、いくら人々を不幸にすると分かっていてもメディアがネガティブなニュースを報道する理由。

それはネガティブな情報は人々の目にとまることを利用して

視聴率

が取れるから。

なるほど。

報道番組は視聴率のために人々を不幸にしている…とまでは言いませんが、なぜ人を不幸にしてまでネガティブなニュースを報道するのかという理由は

「ネガティブなニュースは視聴率が良いから」

ということでした。

ネガティブはポジティブより5倍も強く作用する

先ほど人間はネガティブに目が行ってしまうと述べましたが、どのくらい注意をひかれるのかというと、ポジティブの5倍という研究があります。

5倍ってすごいですね。

「あなたって凄く頭が良いのね」って3回言われるより

「頭悪っ。お前バカ?」って1回言われる方が強力な力があるという。

まぁなんとなく分かりますよね。

彼女(奥様)に一つ謝るべきことがあるなら、五つ良いことをしなければマイナス評価になってしまう!というわけです。

(相手がこのネガティブとポジティブのパワーバランスを知っていれば話は別ですが)

なんてストレスフルな世の中なんでしょう。

ネガティブなニュースが人を不幸にしているが、ネガティブなニュースはなくならない

結論、今後しばらくはネガティブなニュースはなくならないんでしょうね。

安心を追求して不安に敏感な人間の遺伝子がそうさせてしまっているんだから、もう仕方がありませんよね。

ですから、ニュースを見ないようにテレビを破壊しましょうとまでは言いませんが、できるだけ視界に入ってくるニュースを遠ざけ見ないようにすると良いでしょう。

余計な情報は徹底的に排除することで仕事も勉強もはかどります。

てんで話は変わりますが、あと数十年のうちに「ゲノム編集」という技術で遺伝子が書き換えられるようになる可能性が高いです。

そうなったらわざわざ不幸のニュースをばら撒く必要もなくなるのかも知れません。

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