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残業代の計算方法【残業代は請求すれば支払われる】

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あなたの残業代は正しく払われていますか?

もし、そうでなかった場合、正しく請求し、支払わせるべきです。
違法労働させない。それが使用者のマナーです。
違法労働をしない。それが労働者のマナーです。

 

目次
1.残業とは何か?残業代とは何か?
2.所定労働時間と法定労働時間の違い
3.基礎時給を出す
4.残業代の計算式

 

残業とは何か?残業代とは何か?

残業とは何か?ハッキリ知らないと残業代の計算はできません。

説明すると、
「残業」=「所定労働時間を越えて労働すること」
「残業代」=「所定労働時間を越えて労働した分の賃金」

です。

では所定労働時間とは何か?次の項に進みます。

 

所定労働時間と法定労働時間の違い

「所定労働時間」=「雇用契約で定められた1日また1週間の労働時間」
「法定労働時間」=「1日8時間。または1週間で40時間」

所定労働時間は雇用契約書を見れば書いてあります。

もし、雇用契約書が手元にないなどの理由で所定労働時間が分からなければ、使用者に問い合わせましょう。法律により、使用者には労働条件を明示する義務があります。

労働基準法第15条第1項には、「使用者は、労働契約の締結に際し、労働者に対して賃金、労働時間その他の労働条件を明示しなければならない。」と規定されています。明示すべき事項は労働基準法施行規則第5条第1項に規定されており、

(1)労働契約の期間に関する事項
(2)就業の場所及び従業すべき業務に関する事項
(3)始業及び終業の時刻、所定労働時間を超える労働の有無、休憩時間、休日、休暇並びに労働者を二組以上に分けて就業させる場合における就業時点転換に関する事項
(4)賃金(退職手当及び臨時に支払われる賃金等を除く。)の決定、計算及び支払いの方法、賃金の締切り及び支払の時期並びに昇給に関する事項
(5)退職に関する事項(解雇の事由を含む。)
(6)退職手当の定めが適用される労働者の範囲、退職手当の決定、計算及び支払いの方法並びに退職手当の支払いの時期に関する事項
(7)臨時に支払われる賃金(退職手当を除く。)、賞与及びこれらに準ずる賃金並びに最低賃金額に関する事項
(8)労働者に負担させるべき食費、作業用品その他に関する事項
(9)安全及び衛生に関する事項
(10)職業訓練に関する事項
(11)災害補償及び業務外の傷病扶助に関する事項
(12)表彰及び制裁に関する事項
(13)休職に関する事項

について明示しなければなりません。また、これらの内(1)から(5)((4)の内、昇給に関する事項を除く。)については書面の交付により明示しなければなりません。

厚生労働省公式HPより

もし雇用契約書の交付を拒否された場合、すぐにお近くの労働基準監督署へ相談しましょう。

 

基礎時給を出す

では、残業とは何かが分かったところで、次に基礎時給を出します。
基礎時給とは、自分の1時間あたりの給与のことです。自分の時給が分かれば、1時間残業した時に何円の残業代が発生するのかを計算できます。

月給制の場合、
「基礎時給」=「基本給×12ヶ月÷(365日ー所定休日)÷1日の所定労働時間」
で計算します。

例えば、
基本給=20万円
所定休日=105日
1日の所定労働時間=8時間

とすると、
200,000×12÷(365-105)÷8=1,153
ですから、基礎時給は1,153円ということです。

 

時給制の場合、時給がそのまま基礎時給ですので計算は不要ですね。

 

ちなみに、固定残業代制の場合、
「月に○○時間の残業」に対して「○○円を支払う」と明示がない、または残業時間があやふやな場合は固定残業代も基本給に足すことができます。

例えば
「月に20時間の残業に対し30,000円の固定残業代を支払う」と明示されていた場合は固定残業代は基本給に足すことができませんが、
「月に100時間までの残業に対し30,000円の残業代を支払う」と明示されていた場合は、30,000円は基本給に足すことができます。

近年固定残業代制を利用し、少しの固定残業代で無限に労働させるブラック企業も多いので、ご注意ください。

 

残業代の計算式

さあ、準備は整いました。
さっそく残業代を計算してみましょう。法定労働時間を越えた残業をした場合、基礎時給の25%が上乗せになります。

所定労働時間=法定労働時間の場合

所定労働時間が、1日8時間(週に40時間)だった場合、残業代はすべて25%上乗せになります。
ですから、

「残業代」=「残業した時間×基礎時給×1.25」

で計算します。

所定労働時間≠法定労働時間の場合

残業は残業でも、法定時間内の残業は割増になりません。
ですから、

「残業代」=「法定労働時間内で残業した時間×基礎時給+法定労働時間を越えて残業した時間×基礎時給×1.25」

で計算します。

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