スキルアップ 人間関係

褒める理由と重要性【褒める技術】

更新日:

昨今、世の中では

「褒めて育てろ」

みたいな教育論が、今までの厳しく叱る、躾ける教育論より正しいと認知されてきています。

それには時代背景が大きく関わっています。

働くことにおいて、
2020年と1980年では求められるものが違います。
40年も経っているから当たり前ですけど。

 

昭和の働く人間には何が求められたか?
・理不尽な命令に従う従順さ
・不合理や厳しい労働に耐える忍耐力
・言われた事を淡々とこなす作業力
令和の働く人間には何が求められるか?
・多種多様な[人][物][サービス]に対応できる柔軟性
・新しいものを見つける創造力
・自分から動く自立性

昭和と令和ではほぼ真逆な働き方が求められる時代です。
肌で感じてませんか?
もう皆気付いているはず。

でも今の40代~60代の管理職の方、時代についてきていますか?
もしかしてまだ40年前の感覚で働いてませんか?

 

以上の時代背景があって「褒める」重要性が高まっています。

どうしてもクソみたいな仕事してるやつを褒める気になれないという人もいるでしょう。
それってもしかすると時代錯誤かも知れません。

 

というわけで今回は、

・本当に「叱る」ではなく「褒める」方が良いの?
・褒めると何が起こるの?

という話です。

 

本当に「叱る」よりも「褒める」方が良いの?

さて、叱るより褒める方が良いの?っていう話ですが、実はそんなことはありません。

教育の目的により
「叱る」方が良い場合も
「褒める」方が良い場合もあります。

いい具合に、昭和と令和で違いがはっきりしているので例として挙げてみます。 

 

従順さ・忍耐力・作業力

これらを高めるには規律と洗脳が有効ですから、学校で規律と洗脳を行い会社で存分にその能力を発揮できる状態にして出荷するシステムが構築されました。
恐怖という感情を使うことが手っ取り早い為、叱ること、つまりアメと鞭を使いました。

それが昭和。

 

柔軟性・創造力・自律性

これらを高めるには承認することと褒めることが有効ですから、徐々に教育の現場で取り入れられてきています。
快の感情を作ることで柔軟性・創造力・自律性を高めることができる為、承認し褒めることで快の感情を引き出すことが重要になってきました。

それが令和。

 

ということは、従順さ・忍耐力・作業力が必要な現場であれば、従来の「叱る」ことがメインでOKということ。
しかし近年では柔軟性・創造力・自律性が必要とされるから「褒める」ことが重要になってきたわけです。

 

褒めると何が起こるの?

ではなぜ褒めることで柔軟性・創造力・自律性が高まるのかというと、やる気ホルモンや幸せホルモンと言われる神経伝達物質が出るからです。

超簡単に言うと

褒めると気分が良くなる

ってことです。

で、気分が良い人は脳の働きによって
柔軟性
創造力
自律性
これらの能力が高まるわけです。

 

褒めると良い神経伝達物質が出る

褒めることで分泌される主な神経伝達物質は3つ。
[ドーパミン]
[セロトニン]
[オキシトシン]
です。

ポイントは、褒められた人も褒めた人もこれらの神経伝達物質が分泌されるということです。

それぞれの作用を簡単に紹介しておきます。

 

ドーパミン

作用:ワクワクやドキドキといった感情を作る
不足するとやる気がなくなり新しいものにチャレンジしたり行動を起こすことができなくなります。

 

セロトニン

作用:感情をコントロールし安定させる、ストレス発散
不足すると感情をコントロール出来ず、すぐ怒ったり落ち込んだりします。

 

オキシトシン

作用:幸福感を感じる、恐怖や不安を減退させる、認知能力が上がる
不足すると不幸感にさいなまれ、人生に意味を見出せなくなります。

 

気分が良い人は良い仕事をする

小難しいことを抜きにすると、

褒められた人も、褒めた人も、幸せホルモンが出て気分が良くなる。
気分が良い人は良い仕事をする。

全てはただこの為だけ。

相手と自分の気分を良くするために褒めるんです。

 

気分が良い人
気分が悪い人

どっちが良い仕事するでしょうか。

気分が良い人ですよね。当たり前です。

 

褒めたとき
叱ったとき

どっちが気分良いでしょうか。

褒めた時ですよね。

 

じゃあやっぱり褒めた方が良いんです。
圧倒的に褒めてください。

自分も気分が良くなる
相手も気分が良くなる
皆良い仕事して売上も伸びて給料も上がる

良いことしかないです。

 

 

他人を褒められない人は…

こうやって、

「他人をたくさん褒めてください」

と言うと必ずこう言う人がいます。

「褒める重要性は分かったんだけど…」

「褒める場所が見当たらない」

 

これって実は当たり前で、人間は良いことより悪いことの方が7倍も目につきやすく注目しがちだから仕方ないです。
何も意識してなければ、他人の良いところを1つ見つけるうちに、悪いところを7つ見つけてしまいます。

ですから自分のメンタルの状態が悪いと、他人の褒める場所なんか見つかりません。
もし見つけても、本気で褒めることなんてできません。
本気じゃない褒め言葉はすぐにバレます。
それは逆効果。

 

他人の良いところを見つけられない…
褒めるのが苦手…
そういう人はまず自分を褒めてみてください。
自分を褒められない人は絶対に、心の底から他人を褒めることができません。

まずお風呂に入って、目をつむって、自分をよしよししながら、
ここ一週間の自分を褒めてみてください。

「よく毎朝起きて遅刻せずに出社したね」
「今日もいっぱい笑顔で頑張ったね」
「人一倍仕事をこなしたね、えらいね」
「みんな見て見ぬふりしてるのによく指摘したね」
「今日も自分生きてる、ありがとう」
「今日も疲れるまで色々考えて頑張ったね」

こんな感じです。
結構ヤバいやつです(笑)

でもこれで自分のメンタルは回復し、相手の良いところに気がつき心から褒めることができるようになります。

私が最初にこれをやったときは、
『自分はなんて素晴らしいんだ』
『すごく頑張ったね』
『本当にありがとう』

こんな気持ちになり、なんだか泣けてきました。
そして他人の素晴らしさを認める余裕ができました。

やるだけタダなので、他人の良いところを見つけられない人は、一回やってみてください。

-スキルアップ, 人間関係

Copyright© YAGILOG , 2020 All Rights Reserved.