今回も褒める技術についてです。
一言に「褒めるのが大事」と言っても、良い褒め方や悪い褒め方、あると思います。
『なんかこの人に褒められると気持ち悪い』
『褒められたけど納得できない感じ』
『なんか嘘っぽい』
そう感じたことありませんか?
これらの不快感を、相手に感じさせないためにはコツがあります。
相手に不快感を与えない褒め方、
つまり【相手が一番気持ちいい褒め方】にはどういう理屈があるの?って話をしていきます。
反応させない褒め方が大事
褒められるのは本当はみんな好きなもの。
ドーパミン・セロトニン・オキシトシンが出て、脳内は「快」になるから。
でも!褒められるのが苦手な人いますよね。
なぜ褒められるのが苦手なのか。
それは褒められたら反応しなければいけないからです。
褒めた人に対し、褒められた人は何かしらの反応することになります。
褒められるのが苦手な人は、それが面倒臭いし不快なんです。
とくに、褒めるのが下手な人は『相手の良いところを見つけて褒めてる自分すごい』とか『褒めて相手のモチベーションを上げてる自分えらい』とか、わけのわからないマインドで褒めてたりします。
そういう人たちのために褒められた側が頑張って反応する状態が「褒められるのが苦手」な状態です。
感受性が高く思いやりの強い内向型の人が褒められるのが苦手な傾向があるようです。
しかし、こういう人こそ褒められるべきだと思います。
では、どういう褒め方をすれば反応させず気持ちよくさせられるのか?
褒め+質問で反応させない
褒め+質問で褒めるという褒め方。
これで褒められている事実はそのままに、褒めに反応させてしまうことを回避できます。
例えば
「本当に勤勉だね、最近読んだ本って何?」
とか
「全然見落とししないよね、なんかコツあるの?」
とか
「すごく仕事速いね、俺この作業に時間かかっちゃうんだけど、どうやってるの?」
こんな具合で褒めた瞬間に話題をスライドすることで
「そんなことないですよー」のような反応をさせずに褒めることができます。
反応された場合の対処法
でも全ての褒めで「褒め+質問」を使うことはできませんし、無理やりそんなことすると不自然になっちゃいますよね。
そこで反応された場合に使えるのが
『俺はそう思う』
というニュアンスを含んだ言葉です。
俺の中ではそうなんだよ、と言ってしまうことで、それ以上の反応を打ち切ることができる上、褒められた側の納得感が増します。
「俺はそう思うんだけどなー」
とか
「俺は好きだよ」
とか
「俺にはそう見える」
こういう言葉を使うだけで効果倍増どころか3倍くらいになりますので、ぜひやってみてください。