こんな人にオススメ!
・将来について悩んでいる人 |
ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく
Amazon Kindle 楽天
堀江貴文の生い立ち
全体の構成としては、
「堀江貴文の生い立ち」→「そこから得た考え方」→「今後の堀江貴文の抱負」
と言ったところでしょうか。
幼少の頃から今に至るまでを書いていますが、本書の中程まではまるで「堀江貴文が主人公の小説」のよう。とても読みやすかったです。
福岡県で幼少期を過ごし、東大に入り中退し、会社を立ち上げ、逮捕され、出所し今に至るまでを細やかに本人の意見を交えながら書いています。
個人的には、私は昔から堀江氏にとても好感を持っていました。
でも逆に批判的な人もいるようです。
本書を読んでいただければ、堀江氏の恥ずかしい過去や行動原理、思いを知り、堀江氏が好きになると思います。
働く事に対しての姿勢と考え方
堀江氏が気付いた「働く理由」についても述べています。
「お金の為」だけに働く事の苦痛と、お金から自由になる方法を書いています。
仕事=苦痛
お金=苦痛と引き換えに手に入れる物
そういう考えの人が世の中には多くいるように思います。
著者は仕事=苦痛と感じてしまう理由にも言及し、著者の経験から解明しています。
自分の時間と引き換えにお金を得る、つまり時給で働くことの虚しさがとても分かりやすく書いてあります。
仕事の「かけ算」と「たし算」
本書のサブタイトルにもあるように「なにもない自分に小さなイチを足していく」事の大切さが書かれています。
「かけ算」方式で稼ぐには「たし算」で積み重ねた物が必要との事。
まったくその通りで、何の知識も人脈も経験も積んでいない人が楽しようとして「かけ算」方式で稼ごうとしても、徒労に終わるという事です。
かけ算の前にたし算が必要なわけですが、そのためには「やる」事が一番大切です。
新しい事や慣れない事を「やる」には行動力やノリの良さが必要です。
ちなみに堀江氏は「女性と関わる」事に対してはたし算を全くできず、30代半ばまで女性の前ではキョドっていたようです。
想像すると面白いですね(笑)
起業は簡単。20人に1人くらいは経営者
著者曰く、20人に1人くらいは経営者だそう。
そして失敗するにしろ成功するにしろ、起業する事はメリットだと書いています。
著者の考えだと、自身の「成長」「経験値」「信用」に重きを置く為、例えば500万円使って起業して失敗し、500万円の損失があったとしても、起業して経営者になり、お金の流れを考え試行錯誤をした経験は自身の「成長」「経験値」になるため、プラスだという。
私も同感で、何もしなければ何も生まれないし成長もない。変化はストレスですが、変化しない事のリスクを考えるべきです。
と言いつつ、私も起業した事がありませんが(笑)
やる気が出ない 仕事に悩んでいるときに
今自分は何をやっているのか。
何に悩んでいるのか。
やる気が出ない。
未来が見えない。
そんな時に、ぜひ読んでいただきたい。
刑務所に入り、資産も人脈も失った。そんな経験を経て、なお楽しく生きる堀江氏のこの本は、あなたにとっても良いアドバイスをもたらしてくれると思います。