自己否定感が強いと行動しなくなる
これは精神的に不健康になることと、自分への言い訳をしてしまうことが原因です。
例えば、自己否定感が強い人は
何か失敗をしたり出来なかった時にこう考えます。
『あの時もっとこうすれば良かった…僕はなんて愚かな人間なんだ』
『この程度のことも上手くできないなんて…ミジンコ以下だ…』
『また同じ間違いをしてしまった。やっぱり私は無能な人間なんだ』
こういう思考をしている人に行動力があると思いますか?
ある訳がないんです。
じゃあなんでこのような自己否定感の強い人は行動力がないのか?
そのための方法をご紹介していきます。
自己否定感が強いと行動しなくなる理由

①自己否定感による精神的悪影響
自己否定感が強いとストレスを感じやすくなります。
『自分は嫌われているじゃないか?』
『自分が言った言葉で傷つけてしまったんじゃないか?』
『自分のせいであの人に迷惑をかけたかもしれない』
こんな身もふたもない想像でストレスを感じ蓄えていきます。
そんな人は一度、頭を真っさらにして考えてみてください。
それを考え思い悩むメリットはあるの?
自分を責めることで解決への一歩になるの?
ってね!
驚くことに、実はメリットもなく、解決にも一歩へもならないんです。
じゃあ無駄にそんなことに時間を使うことないよねって思いませんか?
思いますよね。
そしてそんなメリットもなく問題解決の為にもならないことで思い悩み続けることでストレスが溜まります。
悩んだところで変化も解決もしないから、同じ場所を行ったりきたりです。
これはストレスでしょう?
ストレスを抱えてドーパミンやノルアドレナリンの分泌に異常が起こると、やる気がなくなり行動力も落ちます。
更にストレスを感じ続けるとコルチゾールが過剰に発生し続けることもわかっています。
すると脳の「海馬」という場所が萎縮するということがわかっています。
海馬は記憶力やワーキングメモリーに大きく関わるため
海馬の萎縮=自分の能力低下なわけです。
大変なことですね。
これらをまとめるとつまり、どういうことか?
自己否定→行動も解決もできない→ストレス→能力低下→また失敗する→自己否定
自己否定し続けて行動もできず解決もしないとストレスが溜まり、それによって脳が萎縮して能力が低下、また失敗する。自分はなんてダメな人間なんだ…と更に自己否定を始める。
負のスパイラルが完成しました。
②自己否定感が強いと努力しない
自己否定感が強いと言い訳しやすく努力しない傾向があります。
自己否定は
「自分のプライドを守る」
「努力しないための口実作り」
「本当の自分から現実逃避する」
という機能があります。
これが非常に問題です。
例えば
「何であの時やらなかったんだろう、俺のバカヤロウ!」
→あの時やってたら上手くいっていたハズという可能性を残したいからやらなかった
→本当は上手くできる潜在能力はあるはずだというプライドを守る
「自分程度の人間に年収1億とか無理だよ…」
→努力しなかったから年収1億になれなかったという可能性を残したいから努力しなかった
→努力すると自分が年収1億になれない程度の人間だと証明されてしまうから努力しない
「私なんかじゃあの人に釣り合わないから告白なんて…」
→釣り合う自分になる努力をしない口実
→告白してたら付き合えただろうという可能性を残したいから告白しない
もう大変ですねー、実は自分を否定する発言をする人はこういう潜在意識の裏返しの場合が多いんです。
こういうことが常習化する、つまり自己否定癖がつくとどうなってしまうのか?
答えは
「プライドだけ高くて中身がない」
「努力も行動もしない」
「自分の悪いところを認めず改善しない」
です。
だいぶヤバめな人間ですね。
自己否定感への対策は?
以上の内容を読んで自己否定のデメリットを理解できたら、大丈夫です。
意識的に自分の感情を把握してコントロールしましょう。
というと
その方法が知りたいんじゃーっていう方がいるかもしれませんので、解決するための本を紹介しておきます。
・自分を客観視する
・自分を大切にする
・ストレスを軽減する
・前向きになる
これらのために何をしたら良いのか?
その方法が書かれている本です。
