言葉づかい

尊敬語と謙譲語の違いとは何か【分かりやすく解説】

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尊敬語とは…

尊敬語

話し手が聞き手や話題の主、また、その動作・状態などを高めて待遇することを言い表すもの。「いらっしゃる」「めしあがる」などの敬語動詞、接辞「お」「ご」(「お荷物」「御主人」)、助動詞「れる」「られる」や補助動詞「お…になる」(「書かれる」「お読みになる」)などがある。

出典:デジタル大辞泉

つまり尊敬語は

・相手側の動作・状態に対して使う
・動作の主を高める

言葉です。

 

謙譲語とは…

謙譲語

話し手が、自分または自分の側にあると判断されるものに関して、へりくだった表現をすることにより、相対的に相手や話中の人に対して敬意を表すもの。特別の語を用いる場合(「わたくし」「うかがう」「いただく」など)、接辞を付加する場合(「てまえども」など)、補助動詞などの敬語的成分を添える場合(「お…する」など)がある。謙遜語。

出典:デジタル大辞泉

つまり謙譲語は

・自分側の動作・状態に対して使う
・動作の主を低める

言葉です。

 

尊敬語と謙譲語の違い

尊敬語は相手側
謙譲語は自分側
に使う言葉です。

ここがこんがらがると、上から目線の言葉になりとても失礼。
気をつけましょう。

いくつか具体例を挙げてみます。

 

尊敬語を自分側に使う間違い
例①
お客様「○○さんはいらっしゃいますか」
自分 「○○さんは席を外していていらっしゃいません
正)→「○○は席を外していておりません
例②
取引先「代表者様のサインをこちらにお願いします」
自分 「社長がお書きになったサインでよろしいですか」
正)→「社長がお書きしたサインでよろしいですか」

お客様や取引先との会話では

自社の人間を自分側
お客様や取引先を相手側

として尊敬語を使います。
ですから普段なら尊敬語を使うべき上司に対しても尊敬語を使わず、謙譲語を使います。

また、自分に対し「さん」や「様」などの敬称を使わないように、自分側には「さん」を付けません

 

謙譲語を相手側に使う間違い
例①
自分 「お送りした書類はもう拝見されましたか」
正)→「お送りした書類はもうご覧になりましたか」
例②
自分 「○○様はおりますでしょうか」
正)→「○○様はいらっしゃいますか」
例③
自分 「支払い方法はいかがいたしますか」
正)→「支払い方法はいかがなさいますか」

謙譲語は動作の主を低めて相手を高める言葉です。

例①~③はいずれも相手の動作に対し謙譲語を使っているため、相手を低め自分を高めるという何ともマヌケな言葉づかいです。

そしてお客様や取引先に対してとても失礼ですから、気をつけましょう。

 

間違った言葉づかいが広がっている

社員教育に携わると、最低限の言葉づかいができるように指導しなければなりません。

実は新人に限らず「尊敬語」と「謙譲語」の違いすらあやふやな人が多いんです。
新入社員のうちは先輩に聞けますが、年齢や立場が上になるにつれ、誰からも指摘もされなくなり、勉強も怠ると知らないうちに間違った言葉をドヤ顔で使っていたりします。

そんな上司が部下を教育をすると、部下まで汚染されていきます。
そうなったらもう、なかなか収集がつきません。

指導者の立場にある人こそ、度々自身の言葉づかいを見直す必要があるのかも知れません。

更に深く知りたい方はこちらを読みましょう。

正しい敬語

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