転職

ブラック企業で働いてしまう人の特徴【脱ブラック企業】

更新日:

あなたの職場はブラック企業ではありませんか?

そしてあなたの家族・友人・恋人はブラック企業で働いていませんか?

少しでもブラック企業だと感じたら、少し立ち止まって考えてみてください。本当にその企業で働き続けるべきか否か。
あなたは雇用契約書どおりに働いていますか?サービス残業してませんか?理不尽な目標を押し付けられ頑張りすぎてませんか?精神病になっていませんか?自分の生産性に見合った報酬を貰っていますか?

ブラック企業で働き続けている人は思考は4パターンです。
「キツイけどそれが当たり前」
「自分ならこんな企業でものし上がれる」
「自分が居ないと職場が回らない」
「辞めたいけど辞めた後が不安」
と思うゆえに働き続けています。

 

私自身、もともとブラック企業で働いていましたが、今はホワイト企業で働いています。

私の場合、新卒で技術職に就職したので、技術職はこれが当たり前と言い聞かされ(更に自分に言い聞かせていました)。

毎月50~100時間の残業をしていましたが、残業代は一切支払われませんでした

そして自分の腕にも自信があったのでこの会社でのし上がろうと思っていましたし、店舗のマネジメントもしていたので自分が辞めたら職場が回らないとも思っていました。
しかし社内で残業代不払いやパワーハラスメント・マタニティハラスメントが横行し、部下にもしわ寄せが行きます。そのことで上司や会社に疑問を抱き、辞める決意にいたりました。
そして残業代や有給休暇を請求できる分全て請求し、取り戻し、そのお金と失業保険で次の仕事に就くまで生活しました。

 

今の職場がブラック企業なら、今からでも遅くない。辞めるべきです。
安心してください。あなたにも労働者の権利があります。
しかし、その権利は、行使することでのみ有用です。
であれば、行使するまで。

大事なのでもう一度書きますが、今の職場がブラック企業なら、今からでも遅くない。辞めるべきです。なぜなら、ブラック企業はあなたを不幸にし、未来を奪うからです。

 

目次
1.ブラック企業とは?
2.なぜ法律違反してるのにブラック企業が蔓延するのか
3.ブラック企業を辞める準備
4.ブラック企業を辞める
5.新しい仕事を見つける

 

ブラック企業とは?

一言で労働者側から言うと、「違法な労働をさせる企業」です。

労働基準法という法律があります。
厚生労働省がPDFファイルで労働基準法の説明を配布しているので、一度ご覧ください。
労働基準法の基礎知識(PDF:367KB)(H27/3)
労働者はこの法律に基づき、休日・休憩・割増賃金・有給休暇などを得る権利があります。

この法律を守っていない企業がブラック企業ということです。

 

なぜ法律違反してるのにブラック企業が蔓延するのか

ブラック企業は違法。なのに増え続けています。それはなぜでしょうか。
①ブラック企業は儲かる
②若者が入社してしまう
③辞められない
④労働者が反撃しない
⑤政府の対策が追いついていない

この5つが主な理由です。順番に見ていきましょう。

 

①ブラック企業は儲かる

残念ながらブラック企業市場は成長を続けています。つまり、儲かっているから増えるのです。

「採用」→「会社の倫理を植え付け頑張らせる」→「低賃金で限界まで労働させる」→「限界を迎えて労働者が辞める」「使えなくなったら辞めさせる」→「補充する」
このようなサイクルで労働者を使い潰し利益を上げています。

主に、ブラック企業は「労働集約型」の業種において成長します。
労働集約型というのは、人手ありきの業種ということです。

具体的に言うと
・IT
・飲食
・小売
・建設
・介護
・看護
・理美容
・療術(整体)
・エステ
などです。

どの業種も、安く長く働かせれば会社は儲かるのです。
こういった業界はブラック企業が多いため、就職する際は注意しましょう。

ブラック企業では、巧妙に低賃金長時間労働を「当たり前」だと思わせ、働かせます。みんなやってるから当たり前。月100時間残業当たり前。残業代出ないの当たり前。
企業は儲かり事業を拡大し、末端労働者は搾り取られ続けます。

②若者が入社してしまう

ではどうやって労働者を集めるのでしょう。

正社員になれなければ負けという風潮

もし就職活動のすえ、希望の会社の内定が取れず、ブラック企業だけ内定が取れた場合、正社員と非正規雇用を天秤にかけた結果、仕方ないと思いながらも入社してしまいます。

募集要項の罠

募集要項では月給20万円~の記載。実際入ってみると、基本給15万円+固定残業代5万円=20万円だったりします。例え月に25日出勤し、毎日12時間労働でも5万円しか残業代が支払われません。

また「みなし残業」という「○○時間分の残業代を基本給に含む」制度もあります。
基本給20万円(月20時間の残業代を含む)などというものです。
この制度を悪用し、残業が20時間を超えた場合でも「残業代は基本給に含まれてるから払いません」で押し通す企業もあります。

もちろん違法なので、証拠を集めて請求すれば企業側には支払いの義務が生じます。

向上心や熱意に働きかける巧妙なうたい文句

仕事をするなら、キツい仕事でも頑張ってこなし、会社の成長に貢献し昇進、自分も成長したい!そんな向上心と熱意を持った若者も多いことでしょう。
そんな若者も、ブラック企業のターゲットです。

例えば面接や説明会などで、社長が自身のサクセスストーリーや目標を語り「君も私の夢に乗ってくれ」「私も本気でやる!君も本気で一緒に頑張ろう!」などと言い一体感を演出します。
そして入社したあかつきには「頑張るのは当たり前」「どこの会社もこれくらいやる」「俺が若い頃はもっとがむしゃらに働いた」と言って法外な労働時間で働かせ残業代も出さず、過酷な目標設定を行い「目標に満たないから給料は上げられない。もっと頑張れ」と言います。

こういう台詞、聞いた事あるな~と思ったら、今の会社で働き続けるのは考える必要があるかも知れません

社会人経験が浅いから仕方がない。と言ってしまえばそこまでですが、ブラック企業に入ってしまうのは、就職しようとしている企業の下調べが足りないからです。

キャリコネのように、企業の評判を集めているサイトもあります。今から就職する人は参考にしましょう。今からブラック企業を辞める人は、ぜひその企業のブラックな内情を書いてください。

有効活用しましょう。

 

③辞められない

さて、ブラック企業を辞められない、辞めない理由ですが、冒頭で書いたとおり、4パターンであり
「キツイけどそれが当たり前」
「自分ならこんな企業でものし上がれる」
「自分が居ないと職場が回らない」
「辞めたいけど辞めた後が不安」
という思考が原因です。

一つ一つ挙げていきます。

キツイけどそれが当たり前

当たり前だと思ってしまうのは半分洗脳されているからです。

ブラック企業は外部に対して閉塞的なため「社内ルール」のようなものが横行します。
会社によっては、新入社員に過酷な合宿で精神を追い込み、社内ルールを叩き込みます。

そして全員が社内ルールに馴染み、法外な労働を当たり前と感じてしまうのです。しかし労働基準法に抵触している場合、決して当たり前ではありません。

「労働に見合った報酬を得、法で定められた休日や有給休暇を取ること」こそが、労働者として当たり前のことなのです。

自分ならこんな企業でものし上がれる

この思考の人はやる気も向上心もあるはずです。

今まで会社のために、自分のために、と頑張ってきました。

その場合「辞める」ということは「今までの自分の頑張りを否定する」ということです。
今辞めたら全部無駄になる。そう思って自分を言い聞かせ、辞めないのです。

でも、あなたが頑張ってきたことは次の会社でも必ず生かせます。
確かに、今のブラック企業で働き続けて、成果を上げ続ければ幹部や役員になれるかもしれません。しかしそれは「搾取される側」から「搾取する側」になるということです。

それはあなたの望むところなのでしょうか。
もしそうであれば、何も言う事はありません。頑張ってください。

自分が居ないと職場が回らない

責任感が強く、自分が辞めた後の職場のことを考え、辞められない人もいます。
「自分が辞めたら他の人に負担がかかってしまう」
「お店が営業できなくなってしまう」
「自分が担当のお客さんはどうしよう」
と思ってしまいます。このタイプが一番、過労死・過労自殺が多いので危険です。

ブラック企業は、責任感が強く仕事を放り出さないことにつけこみ
「辞めるなら他のやつを連れて来い」
「お前の部下が辞めたんだからその分お前がカバーして働くのは当たり前」
「辞めるなら売上が下がる分責任取って払え」
「契約破棄で訴えてやる」
などと言うことがあります。

でもそんなことは一切ありません。ただの脅し文句ですしハラスメントですから、ぜひ録音しましょう

期間契約でなければ、辞める1ヶ月前に届けを出せば1ヵ月後には辞められます。それを止める権利は、企業にはありません。

辞めたいけど辞めた後が不安

辞めたあと、すぐ新しい仕事が見つかるか。給料は減らないか。
当然の不安だと思います。しかしブラック企業で働き続けると、心と体は消耗し、病気になってしまいます。
新しい仕事はすぐ見つかります。これから数年間にわたり、どの業種も人材不足です。少子高齢化は数年間は解決されません。
自分のやりたい業種かつホワイト企業を探しましょう。

給料に関しては、多少減ることを覚悟しましょう。もちろん、良い求人に巡り合えば減るとは限りません。
しっかりと仕事を選びましょう。

仕事を見つけるまでですが、雇用保険に1年以上加入していれば、再就職するまでの間、失業保険が給付されます(辞めてすぐに給付されるには「特定受給資格者または特定理由離職者(厚生労働省HP)」である必要があります)。1ヶ月あたりの給付金は、前職給与の50~80%で、3~6ヶ月間給付されます。

ブラック企業であればほとんどの場合、辞めたら「特定受給資格者または特定理由離職者」ですから、すぐ給付を受けられるでしょう。
もし雇用保険に入ってなくても、2年間はさかのぼって加入することができますので、安心してください。

 

④労働者が反撃しない

さて、ブラック企業を辞めるときですが、ほとんどの退職者が取り返せるものを取り返すことなく、泣き寝入りし、ただ辞めていきます。それが悪いというわけではありません。あくまで悪いのはブラック企業です
しかし、それではブラック企業は悪びれもせずどんどん被害者を作ります。

せめて未払いの残業代くらい、請求しましょう。
残業代は過去2年分は確実に払ってもらえます。
「労働時間の証拠集め」→「未払い残業代を計算して内容証明で請求」ただこれだけです。
>>残業代の計算方法

証拠集めは辞める前に行いましょう。辞めてしまっては、社内で立ち回れなくなってしまいます。
証拠さえあれば、辞めてからでも、請求日から2年前までの残業代は企業側に支払い義務があります。これに応じないマヌケなブラック企業は、労働基準監督署(労基署)に通報しましょう。

労基署の調査で法律違反がバレると、違反を是正するよう指導され、従業員全員に未払い残業代を支払うことになります。

 

それでも請求に応じなかった場合は労働審判手続というものがあります。
労働紛争に特化した簡単な裁判だと思っていただいて構いません。
労働審判では労働者がとても有利。証拠さえしっかり押さえていれば、まず負けることはありません。

 

私の場合、証拠を全て集めてから退職し、雇用者に200万円ほどの未払い残業代請求書を内容証明で送り、勤怠の証拠ファイルも送りました。もちろん、支払わなかった場合、労基署に通報し、さらに法的措置を取ると記載しました。

すると、すぐに払うということで、150万円で示談になりました。
私は労働審判まで考えていたので、面倒事にならずに解決できたということで、この金額まで譲歩しました。
こちらも面倒事は嫌ですが、ブラック企業も面倒事は嫌なのです。

 

⑤政府の対策が追いついていない

ブラック企業が日本の労働に与える悪影響は大きいです。大量の低賃金長時間労働を生み、その結果精神病を患う人が増え、過労死・過労自殺が多発しています。

ブラック企業は害悪です。
政府も何もしていないわけではありません。
長時間労働削減に向けた取組
若者の「使い捨て」が疑われる企業等への取組(相談体制・情報発信等)
(厚生労働省HPより)

残業時間の上限を低くしたり、キャンペーンで企業や労働者に働きかけたり、無料相談窓口を設置したり・・・。
色々やってはいますが、あまりにブラック企業が多く取り締まりきれていません。
また労基署に配置する人員も、とても全ての企業に対応しきれる人員ではありません。

ですが、そこに法律はちゃんと在るのです。
「税金払ってるのに行政が守ってくれない」「労基署ちゃんと仕事しろよ」などと言わず、自分で権利を行使し、自分を守らなければならないのです。

 

ブラック企業を辞める準備

仕事を辞める。つまりそれは「退職する」「転職する」ということです。
それは大変な労力を要することでしょう。
しかしブラック企業で働いていればいつか必ず後悔します。
辞めるときはぜひ未払い残業代を請求してください。

そのために、辞める前にすべき準備は3つ。

自分の勤怠を調べられるだけ調べる

勤怠とは、出勤・休憩・退勤・残業のことです。ぜひ2年分の証拠を集め残業代を払ってもらいましょう。残業時間の計算に使います。

給与明細を揃える

給与明細を全て取っておいていれば問題ありません。捨ててしまっている人は、自分が何月に何時間働いて何円もらっているのか、証拠を手に入れておきましょう。残業代の計算に使います。

めてからのプランを立てる

辞めてからどうするのか決めることは、スムーズに行動する上で必要です。
辞めてすぐ転職するのか。
辞めて残業代請求して数ヶ月間は仕事探しながら休養するのか。
辞めてブラック企業を訴えて従業員全員に残業代払わせるまで戦うのか。

どうするにせよ、先のことを何も考えずに辞めてしまうと、次の行動にすぐ移れませんし、準備すべきものも事前に準備できず、後で泣くことになるかもしれません。

 

ブラック企業を辞める

準備が整ったら、早く辞めてしまいましょう。悪夢から覚めたような感覚になります。
さんざん残業代を請求してくださいと言っておいてなんですが、心や体が病気になる前にブラック企業を辞められれば、それだけでも、本当に良いと思います。
ブラック企業を辞めただけで一気に時間と心に余裕ができ、未来が開けます。

辞めるなら就職活動中の資金は必要ですし、ブラック企業に一泡吹かせられるということで、戦う余力があれば、残業代を払わせましょう、ということです。
向こうには賃金を払う義務があり、私たちには受け取る権利があるんです。正当な賃金を受け取らないで権利を放棄するのはもったいないんです。

戦うことで、自信に繋がるはずです。

 

なお、労働審判をお考えの方。
少し労働基準法の勉強をしておけば、労働審判で弁護士を雇う必要はありません。全て自分でできます。
しかし自分で物証を用意し、自分で喋らなければなりませんので、喋りが苦手な方は弁護士を雇いましょう。

 

新しい仕事を見つける

ブラック企業を辞めてスッキリしたからといって一生ニートでいるわけにはいきません。

では次なる仕事を探しましょう。
仕事探しのポイント(大事な順番)で書いてみます。

①ホワイト企業である

まずせっかくブラック企業から抜け出したのにまたブラック企業に入ることはやめてください。しかし、どうしてもブラック企業だらけの業種はあります。その業種にこだわる理由がないのであれば、思い切って他業種に転職してみるのも有りだと思います。

②自分にとって十分な給料

頑張っても十分な給料がもらえないのなら、意味がありません。

③好きな業種や興味のある業種

「好きなことや興味のあることをするとき」と「嫌いなことや興味のないことをするとき」では、消費するエネルギーがまったく違います。その差はおよそ3倍と言われています。
つまり好きなことは長時間やっても疲れにくいということです。「好きな仕事」をしている方が「嫌いな仕事」をするより断然エネルギー効率が良いんです。

④自分の能力を生かせる

前職では確かにブラック企業だったかも知れませんが、きっと大きく成長したことでしょう。振り返ると自分の得意・不得意も見えてくるはずです。「適材適所」という言葉がありますが、仕事も同じく「自分の能力が生かせる場所」で「その能力を最大限発揮する」ことは、職場でより高い評価を得るためにも非常に大事です。

 

そして以上4点を念頭に置き、仕事を探すわけですが、
・ハローワーク
・転職エージェント
・転職サイト
の3つの方法があります。

ハローワークは場所や担当によってモチベーションが違い、使いづらい印象です。
まずは転職サイトで求人を探し、応募してみましょう。
次の仕事のイメージが湧かず漠然としていたり、転職に関して不安が多いなら転職エージェントに相談しましょう。
>>転職サイトとは?転職エージェントとは?

企業に応募し、面接・入社するわけですが、色々と下調べして大丈夫だと思って入社しても、実情は調べたことと違っていてブラック企業だった。なんてこともあります。
そこで一つ注意していただきたいのは、面接です。
面接は、企業が応募者を見定める場です。
と同時に、応募者が企業を見定める場でもあります
面接感の発言や態度を良く見て、入るべき企業なのかどうか、よく見定めましょう。

 

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございます。

私自身、数年前に転職し、その直後は月給が下がりました。
しかし断言しますがたとえ給料が安くなっても転職すべきです。

この記事が、日々労働力を搾り取られ心と体を消耗している皆様の、ブラック企業を辞めるための一押しになれば嬉しく思います。

-転職

Copyright© YAGILOG , 2020 All Rights Reserved.