つい先日、部下からも社長からも嫌われている上司Yさんが、お前はニュースを見ろと言っていました。そこで思い出しましたが、毒親代表のような私の父親も昔からニュースを見ろと言っていました。
何か共通点があったら面白いのに、と思って共通点を考えていましたところ、一つ発見しました。
二人の共通点は、ドヤ顔で説教するのに「何でですか?」と聞くと口ごもり反撃してくるところ。
なんとなく生き、思考停止してしまった人はニュースを好む傾向があるのかも知れません。
ニュース・ゴシップは時間の無駄

現代のニュースに有益な情報はない
ニュースを見ることが楽しいとか、その話題で会話を弾ませたいとか、そういう理由なら否定はしません。
でもちょっと考えてみてください。
ネットが普及した現代で、ニュースにそれ以外の用途がありますか?
ニュースで見た情報、頭に残ってますか?
ニュースで見た情報、あなたの役に立ってますか?
頭に残ってないし役にも立ってないと思います。
実は無料で見れるニュースなんてのは、なんとなく見て、なんとなく頭のリソースと時間を消費し、なんとなく知識や知恵が深まったという気分になっているだけです。
ニュースを見て有益だった(かもしれない)のは遠い昔の話です。
ネットが普及してしまった現代では、垂れ流されるニュースを見たところで本当に時間の無駄なんです。
見るなら自分のニーズに合ったニュースを
なんで無駄かというと、垂れ流されるニュースは、人の役に立たず、時間と頭のリソースを消費するからです。
テレビニュースなんて今やアホしか見ません。
胸に手を当てて今まで見てきたニュースを思い出してみてください。それはあなたの人生に利益をもたらしましたか?無駄じゃなかったですか?
例えば本日2019/5/17ですが、
Yahoo!ニュースのTOP記事を上から順に並べてみます。
・小学生2人をひき逃げ 宮城
・丸山氏の辞職勧告案を提出へ
・佐賀の主張正しい?長崎新幹線
・父の廃虚ホテル解体 娘の決断
・会って内定辞退 担当者の本音
・1万円預金 平成で何円増えた?
・大山亜由美さん死去 五輪が夢
・東出昌大 綱渡りだった20代
次に日テレ24NEWSのTOP記事を上から順に並べてみます。
・日本風テーマパーク“タイの10選”に批判
・金沢市の落書き被害 18歳少年を逮捕
・“タンス預金”5000万円盗まれる 栃木
・NYでうさぎの像が…約100億円で落札!
・野田前首相 消費税率引き上げ先送りを懸念
・ウソ接待交際費請求で詐取 会社役員を逮捕
・特捜部 日産・西川社長を不起訴処分に
・大卒就職率97.6% 過去2番目の高水準
チラリとテレビをつけてみると、同じようなニュース番組が流れてます。
視聴率を取るために扇動的なTOPICにし、無意味で無益な情報を垂れ流しています。
上の見出しの中にあなたの利益になる情報はいくつありましたか?
1割?2割?
全部のニュースが無駄かというと、そんなことはありません。
自分が必要とする情報を手に入れるために見るニュースであれば、知識として使えますし、人生の役に立つはずです。
しかし「なんとなく」ニュースを見ることで、余計な情報が90%~100%になってしまいます。
そんな無駄な時間の使い方ありませんよね。
あなたが本当に欲しい情報はネットや本で手に入れた方がずっと早いし、正確で有益な情報を手に入れることができます。
ニュースを見ると不幸になる

ニュースの無駄について少し書きましたが、無駄なだけならまだしも人を不幸にするという。ニュースの害悪。
連日テレビではこんなニュースが流れ続けます。
- 自殺
- 殺人
- 放火
- 窃盗
- 傷害
- 交通事故
これらのニュースを見ると不幸になります。
朝の占いもそうですね。
朝の占いで自分が最下位なのを見ると、その日、ミスや失敗をしやすくなったり、良くないことが起きやすくなります。
スピリチュアルっぽいですけど、本当です。
ニュースを見ると不幸になる、代表的な例としてウェルテル効果を紹介します。
ウェルテル効果
ウェルテル効果は、自殺報道が増えると自殺者が増える現象のことです。
20年間の自殺報道と自殺者数を追った統計でウェルテル効果は実証されています。
また、世界各国で自殺報道の仕方を変えることで自殺者数が減っている事実からも、自殺報道と自殺者数の相関があることが分かります。
これがニュースを見ると不幸になる原因の一つです。
ネガティブなニュースが多いため、少なからず私たちはそのニュースの影響を受け、ネガティブな行動をしてしまっているということ。
逆ウェルテル効果
じゃあウェルテル効果がネガティブな報道で不幸なことが起こる。
その逆でポジティブな報道を増やせばみんな幸福になるんじゃね?
と思っちゃいますよね。
でも残念なことにポジティブな報道にはそれほどの力が乗らないんです。
なぜなら人間はポジティブなことよりネガティブなことに超敏感だからです。どのくらい敏感かというと、5倍もです。
ネガティブな報道の5倍もポジティブな報道をするのは難しいでしょうけど、たまに良い逆ウェルテル効果がありますよね。
そう、日本のアスリートが世界で大活躍する報道。
ああいうニュースは飽きもせず繰り返し繰り返し報道してるから、後進の日本人選手の成長に一役買っているのかもしれませんね。
目的なきニュースは見ない方が良い

ここまでニュースの無駄、ニュースの害悪についてお話してきました。
受動的にニュースを見るのは時間の無駄
ニュースを見るとウェルテル効果で不幸になる
まとめるとこうなります。
ということは、能動的に目的を持って見る場合以外はニュースは見ない方が良いという結論になりませんか?
なるはず。
情報収集するならインターネットと本が最適
何か知りたいな、と思ったらググりましょう。
インターネットの普及で、それが一番早く正確な時代になってしまいました。
誤情報も多いことには気を付けなければなりませんが。
インターネットで調べてみて、足りない部分や深く理解したい部分は本を使う
これが2019年時点での最適な情報収集法です。
無益な情報で脳のリソースも時間も消費してしまうことを考えれば、ニュースなどという雑魚い情報ツールに頼るのではなく、インターネットや本という情報ツールを使った方が遥かに合理的じゃないのではないか?
というお話でした。
次回は【ネガティブニュースがなくならない理由】です。