今回は水分摂取についてです。
一応5年ほど整体師としてお悩み相談をした経験から言えることがあります。
むくみを気にする人は水分を取らない
これです。
体がムクムクにむくんでる人がよく言うセリフがこれです。
「水分取りすぎちゃって…顔のむくみが…」
「むくむからあまり飲まないようにしてるんです」
これっておかしくないですか?
この人たちの言い分としては
「水分を取るとむくむ」
ですよね。
でも水分控えるようにして水分を取っていないのに、むくみに悩む…
何かおかしい!
私はこの矛盾をむくみのパラドックスと名付けました。
水分の取りすぎでむくみがひどくなる?
水分の取りすぎでむくむのか?
答えはNO。
取った水分は大腸で吸収され、余分な水分は腎臓で取り除かれ、尿になります。









単純明快です。
腎機能に問題がなければ、取りすぎた水分は尿として体外へ排出されます。
水分を控えるとむくみがひどくなる
むくみを気にして水分を取らない人には残念なお知らせですが、水分を控えることでむくみがひどくなります。
水分を取らないことで、ヒトはすぐに脱水症状が出始めます。
脱水が起こると一番初めに体に出る症状がむくみです。
脱水になると体はむくむんです。
それはなぜか?
脱水で体がむくむ原因① 頻繁に脱水を起こすと、水分補給がしにくい環境だと体が判断するため、水分をリンパ液や血漿成分として蓄えようとする |
脱水で体がむくむ原因② 脱水で血中ナトリウム濃度が上がります(高ナトリウム血症)。血中のナトリウム濃度が上がりすぎると脳や神経伝達に障害が起こるため、ナトリウム濃度を下げるために水分を蓄えようとする |
結局人間の体の60%は水で出来ていると考えると、その循環が止まったり、不足したりすることで起こる悪影響は大きいということです。
むくみはその初期段階です。
水分補給でむくみが解消します
というわけで
「むくむから水分控えてるの~」
の、むくみのパラドックスはご理解いただけましたか?
むくむから水分控えてるのではなくて、水分控えてるからむくむんです。
良かれと思ってやっているのに、逆に悪いことをしてしまっているわけです。
誤った情報が飛びかう中、どの情報を信じるかは難しい問題ではありますが…。
こと体に関してはテレビで適当な情報を垂れ流してるせいか、誤った常識が定着していたりしますので、柔軟な思考が必要ですね。
季節の変わり目は特に脱水になりやすいですから、これから気を付けてこまめに水分補給するようにしましょう。

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